「学生への配慮に関する研修会」実施報告

 学生への配慮に関する研修会は、看護職キャリア支援センター主催、看護教育学FD共催で実施しました。8月3日、「学生のメンタルヘルス~心のSOSを受け止めるために~」と題し、長谷川博亮教授にご講演いただきました。以下簡単に要約します。

  • 学生に必要なことは、自分で自分のSOSに気づくことであり、早めに援助を求めること(援助希求行動)は立派な能力である
  • 大学生は新生活に適応する過程で入学後の課題と入学以前に抱えていた問題に直面するため、学生が内面を表出できるような存在やシステムが必要である
  • 大学生の自殺の現状として医学部男性がリスクファクターとして挙げられている
  • 自殺の影響は広く、深く、長く、多くの人や大学に影響を与える
  • 心理的問題は自殺が唯一の解決と考えていることであり、学生が「死」という解決法を見つける前にSOSを捉えることが必要である
  • 大学生の自殺の原因として学業不振等があり、単に成績の良否だけではなく自信や意欲の低下、あるいは家庭の問題、経済的問題も関わる
  • メンタルヘルスの問題は自殺予防を念頭におき、コミュニティモデルとメディカルモデルの2つの視点で考える
  • 大学生のメンタルヘルスに関わる要因は多岐に渡るが、小さな異変(SOS)の気づきのポイントがあり、声をかけることが重要である
  • 学生の成長を支えるという視点でメンタルヘルス支援が必要であること 

 本研修は、会場とZoom併用のハイブリッド形式で行い、全体でZOOM28名、会場32名の参加がありました。医学科からも多くの方に参加いただき、「学生のメンタルヘルスに自分が大きくかかわっていることを再認識しました」「コロナの状況で難しさもありますが、できること(気にかける、声をかける)から始めたいと思います」等の意見・感想が寄せられ、本テーマについて多くの方が関心を寄せていることが分かりました。

 長谷川博亮教授のご経験と研究、教育実践に基づく貴重な講演をありがとうございました。  

参加者アンケートの結果

会場・Zoom参加別所属
研修会を知ったきっかけ(複数回答有)
満足度
今後の教育活動への活用
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